そこから先は別世界 妄想映画日記2021-2023
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母を失いつつあり、わたし自身も病に伏せていた真夜中、この日記に辿り着いた。
そこには盟友が死に親友が倒れ、自らもまた病を得た著者が、満身創痍で奔走する日々が綴られていた。
あらゆる失われの最中だからこそ光ってみせるものがあった。
それをただ見つめる著者の言葉はそのままわたしの希望になって、生きるためのちからをくれた。
— 川上未映子(作家)
爆音映画祭プロデューサー、映画の製作・配給・宣伝、レコードやライヴの企画・制作、書籍の出版など、中心を欠いた活動を続ける「boid」の社長でもある映画批評家・樋口泰人。
今回の著書「そこから先は別世界 妄想映画日記2021-2023」は、コロナ禍での経済的打撃や友人たちの死、そして自身の病といった苦境の中で聞こえない声に耳を澄まし見えない何かに目を凝らしいるはずのない何かとともに新たな「生」を生み出し続けた3年の記録。
*日記はWEBサイト「boidマガジン」にて連載継続中