サミュエル・フラー自伝 わたしはいかに書き、闘い、映画をつくってきたか
¥6,000
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史上もっとも過激なアクション映画と、
もっとも前衛的な西部劇と、もっとも偉大な戦争映画撮ったサミュエル・フラー。
悔しいが、この男こそ映画そのものだと認めよう。
黒沢清(映画監督)
「アクション映画」「犯罪映画」「戦争映画」「西部劇」といったジャンルのルールを踏襲しつつ、しかし「サミュエル・フラー」としか言い得ない確固たる独自のジャンルを作り上げたサミュエル・フラー。その背景と源はどこにあったのか?
犯罪事件記者でもあった彼の歴史は、そのままアメリカの歴史の光と闇とを浮かび上がらせる。ハリウッドの背景に広がるアメリカという夢の王国の持つ深い陰影からこぼれ出た物語が1冊の書物となったのだ。これはひとりの映画監督の自伝であるとともに、20世紀という映画の時代の物語でもある。
「人間は死ぬ。みな同じ境遇にあるのだ。そしてわれわれ一人一人が、敗北も勝利もたんまり入った重荷を背負っている。その重荷を、微笑みを浮かべ、楽天的姿勢を固守し、残された人生を最大限に活用しつつ運んで行こうではないか。そう何度も敗北に打ち負かされるがままになってなるものか。」(本文より)
仕様: A5判版、784ページ
ISBN: 978-4-86538-045-3
発行: boid、2015年
アーティスト名: サミュエル・フラー
著者: サミュエル・フラー、クリスタ・ラング・フラー、ジェローム・ヘンリー・ルーズ
訳: 遠山純生