12枚のアルバム
¥2,200
『作業日誌』から1年余。
12人のゲストたちと作り上げたもうひとつの“作業日誌”。
知識や教養の彼方の廃墟からやってきた、中原昌也 最新対談集。
池袋ジュンク堂のカフェを舞台に、08年4月から12ヶ月連続で行われた中原昌也のトークショー。
毎回ひとりのゲストを迎え、ゲストと中原とがそれぞれ相手に聴かせたい1枚のアルバムを持参して、それらを流しつつの対話が始まる。アルバムの話、それにまつわる記憶の確認、さらにそこからそれぞれの人生の断片があふれ出し、会話はひたすら横滑りしていく。そこに広がるのは、あまりにバカバカしく、悲惨で、くだらなく、取るに足らない、しかし愛にあふれ、怒りと悲しみに満ちた記憶の数々。
まさに世の中から排除され忘れ去られたものたちの作り出す、幻のビッグ・ウェーヴがそこに出現する。
知識や教養の彼方の廃墟からやってきた、その波の記録としての書物がここに完成した。
音楽史の背後に消え去った音楽たちが作る、幻の音楽カタログとしても活用可能。
※09年4月に行われた画家・中原昌也の個展会場にて行われた浅野忠信とのトークも追加収録。
ゲスト:
大里俊晴(横浜教育大学教授)、松山晋也(音楽ライター、元スタジオボイス編集長)、湯浅学(音楽ライター)、三田格(音楽ライター)、野田努(音楽ライター、元remix編集長)、ジム・オルーク(ミュージシャン)、原雅明(音楽ライター、corde主宰)、虹釜太郎(360°records主宰)、ジュリアン・ジュステル(映画・音楽ライター 在仏)、浅野忠信(俳優)
商品詳細
仕様: 四六判/並製/400ページ
ISBN: 978-4-903295-26-8
発行: boid
著者: 中原昌也 ほか